欧州外国為替市場概況・22時　ユーロドル、じり安

　5日の欧州外国為替市場でユーロドルはじり安。22時時点では0.9911ドルと20時時点（0.9924ドル）と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。NY勢の参入後も米金利上昇とドル高の流れは変わらず、一時0.9892ドルまで本日安値を更新した。なお、9月ADP全米雇用報告や8月米貿易収支は市場予想に沿った結果となり、相場への影響は限られた。

　ユーロ円はさえない。22時時点では143.19円と20時時点（143.24円）と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落や欧米株安を背景に円買い・ユーロ売りが進み、一時142.95円まで値を下げた。

　ドル円は22時時点では144.47円と20時時点（144.34円）と比べて13銭程度のドル高水準だった。対欧州通貨などを中心にドル高・円高が同時に進んでいることもあり、本日高値圏でのもみ合いに。米金利の上昇が相場を支えているものの、積極的に上値を試す展開にはなっていない。

　
本日これまでの参考レンジ
ドル円：143.53円　-　144.56円
ユーロドル：0.9892ドル　-　0.9995ドル
ユーロ円：142.95円　-　144.09円

（岩間）