欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、軟調

 20日の欧州外国為替市場でユーロドルは軟調。22時時点では0.9971ドルと20時時点(1.0006ドル)と比べて0.0035ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りはNY勢の参入後に3.57%台まで上昇幅を拡大。米金利の上昇を手掛かりにしたドル買い圧力が強まるなか、一時0.9955ドルまで本日安値を更新した。

 ユーロ円も軟調。22時時点では143.26円と20時時点(143.71円)と比べて45銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落につれた売りが出たほか、欧米株価指数の軟調推移も相場の重しとなった。一時143.02円まで本日安値を更新した。

 カナダドルはさえない。8月カナダ消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る結果となったことを受け、指標発表後はカナダドル売りで反応した。米ドルカナダドルは1.3324カナダドルまで米ドル高・カナダドル安が進行。カナダドル円も107.80円の安値まで売りに押された。

 ドル円はもみ合い。22時時点では143.68円と20時時点(143.62円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。ドル買いと円買いが同時に進行したこともあり、143.60円を挟んだ水準でやや方向感が乏しくなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.94円 - 143.82円
ユーロドル:0.9955ドル - 1.0051ドル
ユーロ円:143.02円 - 144.04円

(岩間)
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