欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 7日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では145.06円と20時時点(144.93円)と比べて13銭程度のドル高水準だった。9月米雇用統計では失業率が3.5%と市場予想の3.7%より強い結果となったほか、非農業部門雇用者数も26.3万人増と予想の25.0万人増をやや上回った。結果を受けて全般にドル買いが強まるなか、一時145.34円まで本日高値を更新した。

 ユーロドルは軟調。22時時点では0.9750ドルと20時時点(0.9796ドル)と比べて0.0046ドル程度のユーロ安水準だった。米雇用統計後に米10年債利回りが3.90%台まで上昇幅を拡大したことをながめ、0.9726ドルの安値まで売りに押された。

 米ドルカナダドルは強含み。米雇用統計と同時に公表された9月カナダ雇用統計も総じて予想より強い結果となったが、全般にドル買いが強まった流れに沿って、一時1.3761カナダドルの高値まで米ドル高・カナダドル安が進んだ。

 ユーロ円は22時時点では141.44円と20時時点(141.99円)と比べて55銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下げにつれたほか、時間外のダウ先物が軟調推移となったことも重しとなり、一時141.20円まで値を下げた。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.72円 - 145.34円
ユーロドル:0.9726ドル - 0.9817ドル
ユーロ円:141.20円 - 142.22円

(岩間)
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