東京外国為替市場概況・15時 ドル円、小幅高

 11日午後の東京外国為替市場でドル円は小幅高。15時時点では145.78円と12時時点(145.70円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.00%前後まで上昇し、米2年債利回りは4.34%台まで上昇したことで、一時145.86円まで上値を伸ばした。岸田首相の発言「日本銀行は、賃金が上昇するまで現在の金融政策を継続すべき。黒田日銀総裁の任期短縮は考えていない」が伝えられたことも、円安要因となった模様。

 ユーロドルは小幅安。15時時点では0.9685ドルと12時時点(0.9687ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りが4.00%まで上昇したことで、一時0.9672ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は強含み。15時時点では141.20円と12時時点(141.14円)と比べて6銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの下落に連れ安となり、日米株価指数の下落を嫌気して、一時141.00円まで下値を広げた。

 リスク回避の動きに敏感なオセアニア通貨は下げ幅を拡大。豪ドル/ドルは0.6248ドルまで、NZドル/ドルは0.5536ドルまで下値を広げた。豪ドル円は91.08円、NZドル円は80.70円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.55円 - 145.86円
ユーロドル:0.9672ドル - 0.9722ドル
ユーロ円:141.00円 - 141.69円

(山下)
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