東京外国為替市場概況・10時 ドル円、神経質

 11日の東京外国為替市場でドル円は神経質な値動き。10時時点では145.67円とニューヨーク市場の終値(145.72円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが3.95%台まで上昇するなか、9時過ぎに145.75円付近まで買いが入ったものの、先月22日に政府・日銀による為替介入が実施された日の高値145.90円に迫ったことで、いったんは145.55円まで押し戻された。
 もっとも、その後は連休明けの仲値に向けた買いに支えられて再び145.70円台まで下値を切り上げるなど、やや神経質な動きとなっている。

 ユーロドルは下値が堅い。10時時点では0.9720ドルとニューヨーク市場の終値(0.9702ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。9時過ぎに0.9699ドル付近まで弱含んだが、その後は0.9722ドルまで反発。昨日まで全般にドル買いが進んだ反動が出た。

 ユーロ円は強含み。10時時点では141.59円とニューヨーク市場の終値(141.39円)と比べて20銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇につれて141.69円まで値を上げた。日経平均株価は一時570円超安まで下げ幅を広げる場面があったが、相場への影響は限られている。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.55円 - 145.75円
ユーロドル:0.9699ドル - 0.9722ドル
ユーロ円:141.31円 - 141.69円

(岩間)
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