欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下押し一巡

 11日の欧州外国為替市場でドル円は下押しが一巡。20時時点では145.61円と17時時点(145.63円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。時間外取引の米10年債利回りの上昇幅縮小が、4%台から3.93%割れまで進んだところで一服。ドル円は145.50円を安値に、一時145.70円台へ戻した。

 ユーロドルは底堅い。20時時点では0.9717ドルと17時時点(0.9699ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。独10年債利回りが2.3%台で高止まりするなか、0.9720ドル前後へ何度か戻した。しかし米長期金利の上昇幅縮小が一服したこともあって押し返されやすかった。

 ユーロ円は小戻し。20時時点では141.49円と、17時時点(141.24円)と比べて25銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の下げ渋りやユーロドルが戻りを試す動きもあって、一時141.63円前後まで持ち直す場面もあった。しかし、欧州株やダウ先物がさえない推移を続けており、反発力を限定した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.50円 - 145.86円
ユーロドル:0.9672ドル - 0.9725ドル
ユーロ円:141.00円 - 141.69円

(関口)
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