東京外国為替市場概況・10時 ドル円、146円台乗せ

 12日の東京外国為替市場でドル円は強含み。10時時点では146.12円とニューヨーク市場の終値(145.86円)と比べて26銭程度のドル高水準だった。先月に為替介入が実施された日の高値145.90円の上抜けを狙った仕掛け的な買いが入った。目先のストップロス注文を巻き込みながら、一時146.23円と1998年8月以来の高値を更新。その後は介入への警戒感などもあり、持ち高調整の動きを伴いながら146円台前半での神経質な動きとなった。
 なお、鈴木財務相は「必要あれば必要な措置取るという考えはいささかも変わらない」「動きが重要、どこに来たらとかそういうことではない」などの見解を示した。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では0.9703ドルとニューヨーク市場の終値(0.9708ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。円絡みの取引が中心となるなか、0.9700ドルを挟んだ水準でのもみ合いとなった。

 ユーロ円は強含み。10時時点では141.78円とニューヨーク市場の終値(141.62円)と比べて16銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれて円売り・ユーロ買いが進み、一時141.83円まで値を上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.73円 - 146.23円
ユーロドル:0.9690ドル - 0.9718ドル
ユーロ円:141.43円 - 141.83円

(岩間)
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