欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、じり高継続

 12日の欧州外国為替市場でドル円はじり高継続。22時時点では146.72円と20時時点(146.52円)と比べて20銭程度のドル高水準だった。欧州序盤からの円安・ドル高の流れはNYタイムに入ってからも継続。黒田日銀総裁がワシントンで改めて金融緩和を継続する姿勢を示したほか、9月米卸売物価指数(PPI)が前月比・前年比ともに市場予想をわずかながらも上回ったことも材料視され、一時146.82円と1998年8月以来の高値を付けた。

 ユーロ円は底堅さを維持。22時時点では142.41円と20時時点(142.36円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれた買いが続き、一時142.48円まで上げ幅を広げた。

 ユーロドルは22時時点では0.9705ドルと20時時点(0.9716ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。米PPI発表後には0.9688ドル付近まで下押ししたが、ユーロ円が買われた影響もあり下値は限定的だった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:145.73円 - 146.82円
ユーロドル:0.9683ドル - 0.9734ドル
ユーロ円:141.43円 - 142.48円


(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。