ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、地合いが強い

 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は地合いが強かった。2時時点では146.95円と24時時点(146.84円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りの上昇は一服しているものの、日米の金融政策の違いが明確に意識されているなかでドル買い意欲は強いままだった。一時146.97円と1998年8月以来の高値を再び更新した。

 ユーロドルは上値が重い。2時時点では0.9683ドルと24時時点(0.9701ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。24時30分頃につけた0.9710ドルを戻りの高値に再び0.97ドル割れし、そのまま0.9680ドル付近までじり安となった。
 ホルツマン・オーストリア中銀総裁の発言「1%の利上げは必要な規模を超えている」などが伝わっている。

 なおポンドは対ドルでは1.1099ドル、対円で163.07円まで日通し高値を更新した。ただ一巡後はそれぞれ、1.1050ドル台と162.50円台まで上値を切り下げている。
 
 ユーロ円は伸び悩み。2時時点では142.29円と24時時点(142.45円)と比べて16銭程度のユーロ安水準。ユーロドルが戻り高値をつけ、ポンド円が163円台に乗せたタイミングで142.63円まで上値を伸ばした。その後はユーロドルの下げにつれて142.30円割れまで売り戻されている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.73円 - 146.97円
ユーロドル:0.9668ドル - 0.9734ドル
ユーロ円:141.43円 - 142.63円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。