欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、買い戻し

 14日の欧州外国為替市場でユーロドルは買い戻し。22時時点では0.9773ドルと20時時点(0.9734ドル)と比べて0.0039ドル程度のユーロ高水準だった。ドル高が継続するとポンドとともにユーロも売られ、一時0.9709ドルと本日安値を付けた。ただ、その後は一転して買い戻しが優勢に。プーチン露大統領が「2週間以内に軍事動員を終了する予定」と発言したこともショートカバーを誘い、0.9770ドル台まで反発した。
 なお、ポンドドルは1.1167ドルまで下落した後は22時から始まるトラス英首相の会見を前に1.1275ドルまで急速に切り返した。

 ドル円は伸び悩み。22時時点では147.70円と20時時点(147.67円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。ドル全面高となったことで一時147.88円と1990年8月以来の高値を付けた。もっとも、対欧州通貨でドルが失速すると147.60円台まで上値を切り下げた。

 ユーロ円は22時時点では144.35円と20時時点(143.75円)と比べて60銭程度のユーロ高水準だった。143.48円まで下げた後は144.40円前後まで一転上昇するなど、ユーロドルにつれた動きとなった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:147.06円 - 147.88円
ユーロドル:0.9709ドル - 0.9808ドル
ユーロ円:143.48円 - 144.42円

(越後)
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