東京外国為替市場概況・12時 ユーロドル、強含み

 14日の東京外国為替市場でユーロドルは強含み。12時時点では0.9791ドルとニューヨーク市場の終値(0.9776ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが3.90%台まで低下に転じたことをながめ、次第に買い戻しが優勢となった。日米株価指数が堅調推移を続けたことでリスクオンの買いも進み、一時0.9809ドルまで上昇。昨日高値の0.9806ドルを上抜けた。

 ユーロ円はしっかり。12時時点では144.23円とニューヨーク市場の終値(143.94円)と比べて29銭程度のユーロ高水準だった。株高を背景にした円売り・ユーロ買いが進み、一時144.32円まで値を上げた。また、豪ドル円が93.29円、NZドル円が83.57円まで上昇するなど、他のクロス円も総じてしっかりだった。

 ドル円はもみ合い。12時時点では147.32円とニューヨーク市場の終値(147.12円)と比べて20銭程度のドル高水準だった。仲値に向けた買いが一巡すると147.09円付近まで下落したが、売りの勢いも限られた。他の通貨に対して円売りとドル売りが同時に進行したこともあり、147円台前半での方向感を欠いた動きとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.06円 - 147.45円
ユーロドル:0.9762ドル - 0.9809ドル
ユーロ円:143.79円 - 144.32円

(岩間)
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