17日香港株=軟調か、米株安を嫌気 様子見ムードも
週明け17日の香港市場は軟調に推移するか。14日のNY株式相場は大幅反落。大手金融機関の決算がおおむね良好な結果となり、上昇してスタートしたものの、寄り後に発表された10月ミシガン大1年先期待インフレ率速報値が前月から伸びが加速したことで、積極的な金融引き締めへの警戒感が強まった。ダウ平均は403.89米ドル安(-1.34%)と大幅反落し、S&P500も2.37%安と反落。ハイテク株主体のナスダック総合は3.08%安と大幅反落し、年初来安値を更新した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、テンセント(00700)やJDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)などが香港終値を下回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前週末終値を200ポイント超下回って寄り付くことになる。
一方、中国では共産党大会が開かれており、政策期待は根強いものの、「ゼロコロナ」政策の下で景気が冷え込むとの警戒感は根強く、相場の重しとなりそうだ。また、あす18日には中国で国内総生産(GDP)や小売売上高などの主要経済指標が発表されるほか、19日には米国でベージュブックが公表される予定で、結果を見極めようと様子見ムードが強まる可能性もある。
一方、中国では共産党大会が開かれており、政策期待は根強いものの、「ゼロコロナ」政策の下で景気が冷え込むとの警戒感は根強く、相場の重しとなりそうだ。また、あす18日には中国で国内総生産(GDP)や小売売上高などの主要経済指標が発表されるほか、19日には米国でベージュブックが公表される予定で、結果を見極めようと様子見ムードが強まる可能性もある。