7日香港株=続落して始まるか、米長期金利の上昇が重荷

 7日の香港市場は続落して始まるか。6日の米市場で長期金利が上昇し、株式相場の重荷となった流れを引き継ぐと予想する。中国で新型コロナウイルス対策の行動規制が強化され、景気減速につながるとの懸念もくすぶる。国慶節連休(10月1-7日)に入って中国本土の1日当たり新規感染者数は1000人を超え、ほぼ1カ月ぶりの高水準にある。

 もっとも、ハンセン指数が心理的節目の18000ポイントを割り込むと、下値を拾う動きが相場を支える展開がありそうだ。米連邦準備理事会(FRB)が重視する米雇用統計の発表を日本時間きょう夜に控え、次第に積極的な売買を見送るムードが強まる可能性もある。

 6日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって続落。米10年債利回りが前日の3.75%台から3.82%台に上昇し、金融政策により敏感な米2年債利回りも4.15%台から4.25%に上昇したことが売り材料となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は総じて下落。国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、中国ネット通販大手のJDドットコム(09618)などが香港終値を下回って引けた。
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