東京外国為替市場概況・17時 ユーロドル、神経質

 17日午後の東京外国為替市場でユーロドルは神経質な動き。17時時点では0.9747ドルと15時時点(0.9752ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。一時0.9757ドルまで上昇する場面があったものの、買いの勢いも長続きはしなかった。ポンドドルの動きにつれて、0.97ドル台半ばでの方向感の定まらない動きとなった。

 ポンドドルも神経質な動き。15時過ぎに1.1305ドルまで値を上げたが、その後は英中期財政計画の発表を控えて1.12ドル台後半で上下する展開となった。なお、英中銀(BOE)は予定通り14日で緊急の債券購入プログラムを終了したことを公表したが、週明けの英10年債利回りは4.02%台まで大幅に低下するなど、債券買いの動きが先行している。

 ドル円はもみ合い。17時時点では148.64円と15時時点(148.71円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。欧州通貨絡みの取引が中心となるなか、148円台後半でのもみ合いが続いた。

 ユーロ円は17時時点では144.89円と15時時点(145.03円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。144.80円を挟んだ一進一退の動きが続き、ユーロドルと同様に方向感は定まっていない。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.38円 - 148.80円
ユーロドル:0.9711ドル - 0.9757ドル
ユーロ円:144.23円 - 145.06円

(岩間)
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