19日香港株=反落か、利益確定売りが重荷 米金融引き締め懸念

 19日の香港市場は反落か。前日はハンセン指数が3営業日続伸して終値ベースで10日以来ほぼ1週間ぶりの高値を付けただけに、いったん利益を確定する動きが相場の重荷となるだろう。また、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制のために積極的な金融引き締めを続けるとの見方が根強い。18日のNY債券市場で米国債に売りが出て、米長期金利が一時4.06%を付けたことで、ハイテク株を売る動きが香港市場にも波及すると予想する。

 もっとも、売り一巡後は下げ渋る展開がありそうだ。前日の米株式相場の上昇が投資家心理を支えるだろう。相場の重荷となっていた英国財政不安はひとまず後退している。

 18日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって続伸。ゴールドマン・サックスやロッキード・マーティンなどの第3四半期決算が市場予想を上回ったことが安心感につながった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は総じて下落。保険株のAIAグループ(01299)や、大型ネット株のテンセント(00700)、JDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)が香港終値を下回って終えた。
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