NY株見通し-今週はアップルなどハイテク・ジャイアントの決算に注目

 今週のNY市場は主力ハイテク株の第3四半期決算発表に注目。先週はドル高一服や、総じて良好な企業決算に加え、フェド・ウォッチャーとして知られるウォールストリート・ジャーナルのニック・ティミラオス記者が、米連邦準備理事会(FRB)は11月米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げを決定し、12月FOMCでの利上げペースの減速ついて議論を開始すると報道したことも好感され主要3指数がそろって大幅高となった。投資家の不安心理を示すVIX指数が30ポイントを下回るなど、センチメントもやや改善した。今週はドル高一服や利上げペースの減速見通しなどが引き続き米国株の支援となることが期待される中、ハイテク・ジャイアントや主力工業株の決算発表が焦点となりそうだ。経済指標では、10月S&Pグローバル製造業・サービス業・総合PMI速報値、9月新築住宅販売件数のほか、7-9月GDP速報値(予想:前期比年率+2.1%、前回-0.2%)、9月コア個人消費支出 (PCE)価格指数などが注目される。第3四半期決算発表は、24日にツイッター、25日にアルファベット、ゼネラル・エレクトリック、コカ・コーラ、ゼネラル・モーターズ、3M、マイクロソフト、ビザ、26日にボーイング、メタ・プラットフォームズ、アップル、フォード、27日にメルク、キャタピラー、マクドナルド、アマゾン、インテル、28日にアッヴィ、エクソン・モービル、シェブロンなど。

 今晩の米経済指標・イベントは10月S&Pグローバル製造業・サービス業・総合PMI速報値など。企業決算は寄り前にツイッター、引け後にディスカバー・ファイナンシャルなどが発表予定。(執筆:10月24日、14:00)


(松井)
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