NY株見通し-ハイテク株を中心に堅調な展開か

 今晩のNY市場は引き続き堅調か。昨日は英国の金融市場の落ち着きを好感する流れが続く中、ゴールドマン・サックスの第3四半期決算が市場予想を上回ったことなども好感され、主要3指数がそろって2日続伸した。ダウ平均とS&P500は一時2%超上昇後、それぞれ1.12%高、1.14%高で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合も大幅に上昇後、長期金利の上昇を受けて小幅に下落する場面もあったが、0.90%高で終了した。引け後の動きでは、第3四半期の売上高と利益が市場予想を上回ったほか、ストリーミング会員数が会社見通しの2倍以上に増加したネットフリックスが時間外で14%高と急伸し、インテューイティブ・サージカルも予想を上回る決算やロボット手術「ダ・ヴィンチ」がコロナパンデミック前の水準を上回ったことが好感され時間外で11%超上昇した。今晩の取引では昨日引け後に好決算を発表したネットフリックスやインテューイティブ・サージカルの大幅高が予想され、ハイテク株を中心に堅調な展開か。一方、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めの見通しを背景に米10年債利回りの上昇トレンドが続いており、長期金利の動向には要注目か。

 今晩の米経済指標は9月住宅着工件数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。企業決算は寄り前にベーカー・ヒューズ、トラベラーズ、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、引け後にIBM、テスラなどが発表予定。(執筆:10月19日、14:00)
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