今日の株式見通し=堅調か 米国株は利上げ減速期待の買いが続く

 東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は417ドル高の31499ドルで取引を終えた。先週のウォールストリート・ジャーナル報道で利上げペース減速期待が高まったことが、引き続き支援材料となった。英国でトラス氏の後任としてスナク元財務相が新首相に就任する見通しとなり、英国の混乱が沈静化するとの見方が強まったことも、株高を後押しした。ドル円は足元では148円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて185円高の27145円で取引を終えた。

 米国株高を好感した買いが入ると予想する。きのうのハンセン指数の大幅安は米国市場ではさほどネガティブ視されなかった。この点は日本株にとって強い安心材料となる。米国では本日決算発表を予定しているアルファベットやマイクロソフトがしっかり上昇した。先週、ネットフリックスが決算を受けて急伸したこともあり、米国の企業決算も警戒したほど悪くはないとの見方が強まりつつある。きのうの日経平均は終値で27000円を下回ったが、きょうは27000円を大きく上回って始まる可能性が高い。下値不安が後退し、場中もしっかりした動きになると予想する。日経平均の予想レンジは27000円-27350円
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