今日の株式見通し-軟調か 米金利上昇を受けてナスダックが大幅安

 東京市場は軟調か。先週末の米国株は下落。ダウ平均は403ドル安の29634ドルで取引を終えた。金融機関の良好な決算を受けて買いが先行したものの、10月ミシガン大1年先期待インフレ率速報値が前月から伸びが加速したことで、市場はインフレ高進を強く意識。早々にマイナス圏に沈むと下げ幅を広げた。米10年債利回りが4%台に乗せており、ナスダックが3%を超える下落となった。ドル円は円安基調が継続し、足元では148円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて425円安の26625円、ドル建てが430円安の26620円で取引を終えた。

 ダウ平均は前日13日の上昇分(827ドル高)の半分近くを消失した。ナスダックの大幅安は楽観に傾きかけた投資家心理を大きく悪化させる。日本株も14日に大幅高となった反動で、きょうは大きく売られることになるだろう。特にハイテク株や値がさ株にネガティブな影響が想定される。日経平均は先週、25日線(27148円、14日時点)線近辺で戻りが抑えられた。きょうは大幅下振れスタートが予想される中、場中も押し目買いは手控えられ、さえない動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは26500円-26700円
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