東京外国為替市場概況・12時 ドル円、大台割れでは底堅い

※ドル円の文言の一部を訂正しました。

 27日の東京外国為替市場でドル円は大台割れでは底堅かった。12時時点では146.25円とニューヨーク市場の終値(146.37円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。東京仲値後に売りが持ち込まれ、146円を割り込むと145.92円まで下値を広げた。もっとも下げたところでは本邦輸入などの実需のドル買いに支えられたもよう。時間外の米10年債利回りが4%付近で下げ渋ったことも材料に、11時30分頃には146.40円付近まで反発した。

 ユーロ円は下落が一服。12時時点では147.23円とニューヨーク市場の終値(147.56円)と比べて33銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が下押ししたタイミングで147.12円までつれ安となった。その後は底堅い時間外の米株先物などを眺めながら147.30円台まで下値を切り上げる場面があった。

 ユーロドルは上値が重い。12時時点では1.0066ドルとニューヨーク市場の終値(1.0081ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。昨日まで5日続伸した後なだけに持ち高調整の動きが中心となり、一時1.0062ドルまで売り戻された。今晩の欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表を控え、積極的な売買は手控えられているもよう。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.92円 - 146.46円
ユーロドル:1.0062ドル - 1.0094ドル
ユーロ円:147.12円 - 147.70円



(小針)
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