東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下げ渋り

 27日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。17時時点では145.72円と15時時点(145.25円)と比べて47銭程度のドル高水準だった。時間外の米長期金利が4.06%台まで上昇したことや、25日高値からすでに4円弱下落したこともあり、145円割れ手前では下げ渋った。一時145.88円台付近まで反発した。

 ユーロドルは上値が重い。17時時点では1.0066ドルと15時時点(1.0077ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円同様に米金利上昇の動きに連れて、ドル買い・ユーロ売りが進み、1.0055ドルまで弱含んだ。もっとも、本日は欧州中央銀行(ECB)が政策金利を発表することもあり、ラガルドECB総裁の会見が終わるまではリスクを持ちにくいという声が多かった。なお、ポンドドルも1.1586ドルまで弱含んだ。

 ユーロ円は買い戻し優勢。17時時点では146.68円と15時時点(146.37円)と比べて31銭程度のユーロ高水準だった。ドル相場となっているが、ドル円の戻し幅が大きかったことでユーロ円も買い戻しが優勢となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.11円 - 146.46円
ユーロドル:1.0055ドル - 1.0094ドル
ユーロ円:146.28円 - 147.70円

(松井)
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