東京外国為替市場概況・8時 ドル円、小幅高

 31日の東京外国為替市場でドル円は小幅高。8時時点では147.71円とニューヨーク市場の終値(147.60円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。米ウォールストリート・ジャーナルのFEDウォッチャー、ニック・ティミラオス記者が自身のツイッターで「米連邦準備理事会(FRB)のターミナルレート(利上げの最終地点)が想定よりも高くなる可能性」を示唆したことが買い材料視され、早朝取引で一時147.84円まで値を上げた。もっとも、先週末高値の147.86円を上抜け出来ず、その後は147円台後半でのもみ合いとなっている。

 ユーロドルは下値が堅い。8時時点では0.9957ドルとニューヨーク市場の終値(0.9965ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。ニック記者の見解を受けて0.9936ドルまで下げる場面があったが、週末にクノット・オランダ中銀総裁が12月会合で0.75%の利上げを支持する姿勢を示したことが下支えとなっている。

 ユーロ円は8時時点では147.08円とニューヨーク市場の終値(147.00円)と比べて8銭程度のユーロ高水準だった。147円を挟んで方向感がない。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.50円 - 147.84円
ユーロドル:0.9936ドル - 0.9961ドル
ユーロ円:146.55円 - 147.20円


(越後)
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