東京外国為替市場概況・10時 ドル円、買いが先行

 31日の東京外国為替市場でドル円は堅調。10時時点では148.22円とニューヨーク市場の終値(147.60円)と比べて62銭程度のドル高水準だった。週末にWSJのティミラオス記者が「FRBのターミナルレート想定よりも高くなる可能性」とのツイートしたこともあり、週明けの時間外米長期金利が小幅に上昇して始まるとドル円は買いが先行し、先週末高値147.86円を上抜けた。明後日のFOMCの結果発表を前に買いを入れている市場参加者や、需給による月末の買いも入り、東京仲値にかけては148.28円まで上値を広げた。

 ユーロ円はじり高。10時時点では147.61円とニューヨーク市場の終値(147.00円)と比べて61銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れてユーロ円は147.68円までじり高。日経平均株価が大幅に反発していることなども支えになった。
 この上は先週26日高値147.72円、27日高値147.70円と2度上値が抑えられていることで。この水準を抜けるかが注目。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では0.9959ドルとニューヨーク市場の終値(0.9965ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。0.99ドル半ばを中心にもみ合い。今週カットの複数オプションが上下にあることや、月末ということもありロンドンフィキシングにかけてユーロやポンドは大きな商いが出てくることが予測されることで、アジア時間では動きにくいか。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.50円 - 148.28円
ユーロドル:0.9936ドル - 0.9965ドル
ユーロ円:146.55円 - 147.68円

(松井)
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