ニューヨーク外国為替市場概況・2時　ユーロドル、上値重い

　1日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは上値が重い。2時時点では0.9861ドルと24時時点（0.9868ドル）と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。1時過ぎに米国の大統領経済諮問委員会（CEA）メンバーの発言「バイデン大統領は米連邦準備理事会（FRB）の政策転換を支持」が伝わると、米金利の低下とともにドル安に振れ、0.9909ドル付近まで急反発。ただ直ぐに売りに押されて0.98ドル台に戻すと、1時30過ぎには0.9853ドルまで日通し安値を更新した。
　他、ポンドドルも1.1507ドルを戻りの高値に弱含み、1.1438ドルまで下値を広げた。

　ドル円は底堅い。2時時点では148.17円と24時時点（148.10円）と比べて7銭程度のドル高水準だった。ユーロドルが反発したタイミングで147.73円付近までドル安に振れたが、こちらも直ぐに買い戻しが優勢に。148円台をあっさりと回復し、一時148.22円近辺まで下値を切り上げた。

　ユーロ円は2時時点では146.13円と24時時点（146.15円）と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルにつれた動きとなり、1時過ぎに146.41円前後まで反発後に切り返し、日通し安値となる145.98円まで売られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：146.99円　-　148.82円
ユーロドル：0.9853ドル　-　0.9953ドル
ユーロ円：145.98円　-　147.12円


（小針）