東京外国為替市場概況・15時 ドル円、強含み

 2日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。15時時点では147.50円と12時時点(147.32円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.05%台まで上昇したことで、今夜の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を控えてドルの買い戻しとなり、一時147.71円前後まで反発した。
 黒田日銀総裁は「賃金上昇を伴い2%物価上昇を見渡せる段階で、金融政策の見直しが必要となる。今の段階では金融政策を変える必要があるとは考えていない」と述べた。

 ユーロドルは小幅安。15時時点では0.9887ドルと12時時点(0.9894ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。一時0.9900ドルまで強含みに推移したものの、米10年債利回りが上昇したこと、0.9900ドルのNYカットオプション(2、3、4日)が上値を抑え、0.9880ドル台まで反落した。

 ユーロ円は強含み。15時時点では145.88円と12時時点(145.78円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が強含みに推移したことで、145円台後半まで堅調に推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.17円 - 148.37円
ユーロドル:0.9870ドル - 0.9900ドル
ユーロ円:145.55円 - 146.80円


(山下)
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