NY株見通し-今後の利上げ見通し巡り10月雇用統計に注目

 今晩のNY市場は米10月雇用統計に注目。昨日は2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げの長期化が示唆されたことで金利上昇が引き続き嫌気されたほか、4日発表の米10月雇用統計への警戒感も重しとなり主要3指数がそろって4日続落した。週初来ではダウ平均が2.62%安、S&P500が4.64%安となり、ナスダック総合は6.84%安の大幅下落となった。今晩は取引では、今後の利上げペースの見通しを巡り、寄り前に発表される米10月雇用統計に注目が集まる。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はFOMC後の会見で、利上げの最終到達地点は従来の予想より高くなると発言しており、失業率や非農業部門雇用者数(NFP)などが強い結果となれば、利上げ長期化見通しが一段と強まることに要警戒か。10月雇用統計の市場予想は失業率が3.6%(前回:3.5%)、NFPが20.0万人増(同:26.3万人増)、平均賃金が前月比+0.3%(同:+0.3%)、前年比+4.7%(同:5.0%)。

 今晩の米経済指標・イベントは10月雇用統計のほか、コリンズ米ボストン連銀総裁講演など。企業決算は寄り前にデューク・エナジー、ドミニオン・エナジー、バークシャー・ハサウェイなどが発表予定。(執筆:11月4日、14:00)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。