NY株見通し-FOMCを控え神経質な展開か 経済指標はISM製造業PMIなど

 今晩のNY市場は神経質な展開か。昨日は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた様子見姿勢が強まる中、米10年債利回りが一時4.11%台まで上昇したことや、月末の持ち高調整などが重しとなり、主要3指数がそろって反落した。ただ、10月月間では、ダウ平均が13.95%高と、1976年1月以来の大幅高を記録し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ7.99%高、3.90%高となった。11月入りとなる今晩は、年末の株高アノマリー期待が下値支援となることが期待されるが、2日のFOMC結果公表を控え、経済指標や米10年債利回りの動向を睨んだ神経質な展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは10月ISM製造業購買担当者景気指数 (PMI) 、9月JOLTS求人件数など。企業決算は寄り前にサイモン・プロパティー、イーライリリー、ファイザー、引け後にアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが発表予定。(執筆:11月1日、14:00)
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