NY株見通しー中間選挙結果や年末株高アノマリーを背景に底堅い展開か

 今晩のNY市場は底堅い展開か。昨日は米中間選挙で共和党が少なくとも下院で勝利するとの見方を背景に、大統領と議会のネジレによる財政支出の抑制や、新たな増税や規制の回避期待が支援となり主要3指数がそろって3日続伸した。

 ただ、引け後に7-9月期決算を発表したウォルト・ディズニーは、売上高と利益が予想を下回り、株価は時間外で6%超下落した。今晩の取引ではディズニー株の下落が見込まれるほか、昨日まで3日続伸したことで利益確定売り圧力が高まることや、翌日発表の米10月消費者物価指数(CPI)への警戒感が高まることが予想されるものの、中間選挙の結果を好感する流れや、中間選挙の年の年末株高アノマリーも意識され、底堅い展開が期待できそうだ。

 今晩の米経済指標はMBA住宅ローン申請指数、9月卸売在庫など。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁の講演も予定されている。企業決算は寄り前にD.R.ホートン、引け後にウィン・リゾーツなどが発表予定。
(執筆:11月9日、14:00)
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