ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、下げ幅拡大

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ幅拡大。2時時点では141.78円と24時時点(142.08円)と比べて30銭程度のドル安水準。米10年債利回りが3.82%台まで低下し、その後も戻りが鈍いことで、ドル円は9月22日以来となる141.47円まで下げ幅を拡大した。すでに本日高値から5円超下落する大相場になっている。市場流動性が悪いことで142円台を回復する場面もあったが、ドル円の戻りも限られて上値が重い。
 なお、米株は大幅高でダウ平均は一時1000ドル超上昇、ナスダック総合も6%を超えて上がるなど堅調な株価もドル売り要因になっている。

 ユーロドルは底堅い。2時時点では1.0174ドルと24時時点(1.0164ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。1.0185ドルまで上値を広げ底堅い動き。ポンドドルは9月13日以来となる1.1686ドル、豪ドル/ドルは同月23日以来となる0.6598ドルまで上昇し、ドルが全面安の展開。

 ユーロ円は上値が重い。2時時点では144.26円と24時時点(144.41円)と比べて15銭程度のユーロ安水準。ドルが全面安ながらも、対円での下げ幅が大きいことでユーロ円は143.99円まで弱含み、その後も上値が重い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.47円 - 146.59円
ユーロドル:0.9936ドル - 1.0185ドル
ユーロ円:143.99円 - 146.75円

(松井)
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