15日香港株=堅調か、米中首脳会談を好感 中国の主要経済指標に注目

 15日の香港市場は堅調か。米国のバイデン大統領と中国の習近平国家主席が14日にインドネシア・バリ島で3時間にわたって会談を行ったことを受け、8月にペロシ米下院議長が台湾を訪問後に急激に悪化していた米中関係を巡り、緊張緩和への期待感が相場の支えとなりそうだ。米ホワイトハウスは会談後、ブリンケン米国務長官が中国を訪れることを明らかにしており、米中は今後、気候問題や経済問題などについて高官レベルの協議を再開させる計画。

 ただ、ハンセン指数は前日に終値ベースで10月7日以来ほぼ1カ月ぶりの高値を連日で更新しており、利益確定の売りが相場の重しとなる可能性もある。一方、中国では日本時間午前11時に小売売上高や鉱工業生産など10月の主要経済指標が発表される予定で、内容によっては相場の波乱要因となりそうだ。

 14日のNY株式相場は3日ぶりに反落。利上げペースの減速期待を背景にプラス圏で推移したが、取引終盤に利益確定売りが強まった。先週の木曜、金曜の2日間で1234米ドル上昇したダウ平均は211.16米ドル安(-0.63%)と3日ぶりに反落。軟調にスタート後、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)副議長が近い将来の利上げペース減速の可能性を示したことで216米ドル高まで上昇する場面もあった。S&P500も0.40%高まで上昇したが、0.89%安で終了し、ナスダック総合は0.24%高まで上昇後、1.12%安で終了した。
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