NY株見通しー神経質な展開か 要人発言や小売株の決算標に注目

 今晩のNY市場は神経質な展開か。昨日は中国で新型コロナウイルス感染が再拡大し、都市封鎖(ロックダウン)が実施されたことや、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ継続見通しが重しとなり主要3指数がそろって下落した。

 ダウ平均は、CEO交代を好感したウォルト・ディズニーの大幅高やウォルグリーンなどのディフェンシブ株が上昇したことが支えとなり45ドル安と小幅な下落にとどまったものの、S&P500とナスダック総合はそれぞれ0.39%安、1.09%安となった。

 今晩は中国でのロックダウンを受けた景気悪化懸念や米金融政策の先行き不透明感などが引き続き上値の圧迫要因か。24日が感謝祭の祝日で休場、週末25日が午後1時までの短縮取引となり、参加者の減少も見込まれるなか、金融当局者の発言や小売株の決算などをにらんで神経質な展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標は11月リッチモンド連銀製造業総合指数など。要人発言はメスター米クリーブランド連銀総裁、ジョージ米カンザスシティ連銀総裁、ブラード米セントルイス連銀総裁など。企業決算は寄り前にアナログ・デバイセズ、ダラー・ツリー、ベストバイ、メドトロニック、引け後にHPが発表予定。

(執筆:11月22日、14:00)
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