欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、小幅高

 2日の欧州外国為替市場でドル円は小幅高。22時時点では134.05円と20時時点(134.03円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが9月以来となる3.49%台へ低下したことで、一時133円台後半まで弱含んだものの、その後に3.51%台に戻すと134円台前半まで買い戻された。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.0539ドルと20時時点(1.0529ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りが一時3.49%台へ低下したことで、1.0545ドルまで強含みに推移し、本日の高値に面合わせした。
 デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁は「ユーロ圏のリセッションの可能性は高い」としながらも、「深刻な景気後退とはならない」と楽観的な見解を述べた。また、現状の高いインフレ率は3-4カ月程度続くものの、2023年半ばには7%程度に落ち着くとの見方も示した。

 ユーロ円は22時時点では141.28円と20時時点(141.13円)と比べて15銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが強含みに推移したことで、一時141.38円前後まで連れ高に推移した。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.63円 - 135.60円
ユーロドル:1.0505ドル - 1.0545ドル
ユーロ円:140.77円 - 142.48円

(山下)
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