NY株見通し-様子見継続か 経済指標は新規失業保険申請件数など

 今晩のNY市場は様子見継続か。昨日は利上げ長期化による景気後退懸念が意識されるなか、週末に発表される米11月生産者物価指数(PPI)や来週の米11月消費者物価指数(CPI)、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた様子見姿勢が強まった。ダウ平均は1.58ドル高(+0.00%)とほぼ横ばいで終了したが、S&P500が0.19%安と小幅に5日続落し、ナスダック総合は0.51%安と4日続落した。米10年債利回りは前日の3.51%台から一時3.40%台に低下したものの、ハイテク株の支援とならなかった。今晩の取引でも積極的な取引は期待できず、昨日同様に週末発表の11月生産者物価指数(PPI)や来週のFOMC結果公表を控えた様子見姿勢が続きそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数など。企業決算は引け後にブロードコム、コストコ・ホールセールなどが発表予定。(執筆:12月8日、14:00)
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