東京外国為替市場概況・10時 ドル円、伸び悩み

 9日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。10時時点では136.65円とニューヨーク市場の終値(136.67円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。136.50円台で下値の堅さを確認すると9時頃から上値を試す展開に。週末の実質5・10日(ゴトー日)に絡んだ本邦実需からのドル買いも出ていたようであり、一時136.88円まで強含んだ。ただ仲値を終えると売り戻し優勢となり、10時過ぎには136.50円割れまで上値を切り下げた。

 ユーロ円は上昇一服。10時時点では144.30円とニューヨーク市場の終値(144.27円)と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。144.20円割れでは下げ渋り、ドル円の切り返しと共に買いが強まると144.47円まで上昇した。ただ7日高値144.58円が抵抗水準として意識され、仲値後には144.30円割れまで売り押された。
 そのほか、豪ドル円が92.71円、NZドル円は87.29円まで上値を伸ばしたが、それぞれ92.40円台と87.10円付近まで失速した。

 ユーロドルは10時時点では1.0560ドルとニューヨーク市場の終値(1.0556ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。1.0552ドルを下値にじり高となった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:136.46円 - 136.88円
ユーロドル:1.0552ドル - 1.0564ドル
ユーロ円:144.16円 - 144.47円


(小針)
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