東京外国為替市場概況・10時 ドル円、底堅い

 8日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。10時時点では136.63円とニューヨーク市場の終値(136.62円)と比べて1銭程度のドル水準だった。朝方からの売りの流れが続き8時30分頃には136.25円まで下押しした。もっとも昨日安値136.22円が支持水準として意識されると切り返す展開に。予想より悪い10月国際収支なども材料視されたか、一時136.78円まで反発した。
 本邦の10月国際収支速報は黒字予想の経常収支が赤字に沈み、貿易収支も予想の赤字幅よりも赤字が拡大した。同時に発表された7-9月期実質GDP改定値は速報値よりもマイナス幅が縮小されている。

 ユーロ円は下げ渋り。10時時点では143.49円とニューヨーク市場の終値(143.52円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が下押すタイミングで143.25円までつれ安となった。もっとも昨日NY午後でも下げ止まった143.20円台が今回も支持帯として働き、一巡後はドル円同様に反発。143.60円台まで下値を切り上げる場面があった。

 ユーロドルは10時時点では1.0502ドルとニューヨーク市場の終値(1.0506ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円のドル安推移の局面では1.0515ドルまで強含むも、その後は伸び悩んだ。10時過ぎには1.05ドルを割りんでいる。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:136.25円 - 136.78円
ユーロドル:1.0499ドル - 1.0515ドル
ユーロ円:143.25円 - 143.65円

(小針)
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