欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、戻り鈍い

 9日の欧州外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。20時時点では136.07円と17時時点(136.35円)と比べて28銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことをながめ、一時は136.46円付近まで反発した。ただ、クロス円が軒並み下落すると引っ張られる形で売りが優勢となり、一時136円を割り込んだ。市場では「12月相場で市場の流動性が極端に悪化しているため、値が上下に振れやすい」との声が聞かれている。

 ユーロ円は軟調。20時時点では143.68円と17時時点(144.10円)と比べて42銭程度のユーロ安水準だった。円が全面高となった流れに沿って一時143.55円まで値を下げた。また、ポンド円は166.50円、豪ドル円は92.00円、NZドル円は86.74円、カナダドル円は99.72円まで下げ幅を拡大している。

 ユーロドルは20時時点では1.0558ドルと17時時点(1.0568ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円やユーロポンドなどユーロクロスの下落につれて一時1.0547ドルまで下げる場面があった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:135.77円 - 136.88円
ユーロドル:1.0547ドル - 1.0588ドル
ユーロ円:143.55円 - 144.47円


(越後)
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