ロンドン為替見通し=ポンドドル、英11月CPIに要注目か
本日のロンドン為替市場のポンドドルは、英国11月消費者物価指数(CPI)を見極めて、明日早朝の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明や明晩のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)を待つことになる。
11月英CPIは前年比+10.9%と予想されており、10月の前年比+11.1%からの伸び率鈍化が見込まれている。予想通りならば、9月の+10.1%から10月に+11.1%へ上昇した後にピークアウトした可能性が高まることになる。
しかしながら、明日のMPCでは0.50%の利上げが実施され、政策金利を3.50%に引き上げることが見込まれている。明日のMPC では、インフレのピークアウト観測を受けて、ターミナルレート(利上げの最終到達点)への言及に要注目となる。
英国経済は、7-9月期のマイナス成長に続き、10-12月も2四半期連続のマイナス成長となり、リセッション(景気後退)入りしていると言われている。リセッション入りの可能性がある中、国債の売却を開始しており、利上げと国債売却のロードマップが注目されている。
ユーロドルは、10月ユーロ圏鉱工業生産(予想:前月比-1.5%/前年比+3.4%)に要注目か。昨日発表された12月ユーロ圏ZEW景況感指数は-23.6と11月の-38.7から改善していたが、あくまでもアンケートの調査結果であることで、実体経済の指標により、ユーロ圏がリセッションに陥りつつあるのか否か、確認しておきたい。
ウクライナ情勢の激化やロシア産原油の輸入価格の上限設定に対するロシアの報復措置などには、引き続き警戒しておきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0774(6月9日の高値)
・ユーロ円:145.35円(12月13日の高値)
・ポンドドル:1.2444ドル(12月13日の高値)
・ポンド円: 169.28円(12月13日の高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0551(一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:143.06円(一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.2276ドル(一目均衡表・転換線)
・ポンド円:166.66円(一目均衡表・転換線)
(山下)
11月英CPIは前年比+10.9%と予想されており、10月の前年比+11.1%からの伸び率鈍化が見込まれている。予想通りならば、9月の+10.1%から10月に+11.1%へ上昇した後にピークアウトした可能性が高まることになる。
しかしながら、明日のMPCでは0.50%の利上げが実施され、政策金利を3.50%に引き上げることが見込まれている。明日のMPC では、インフレのピークアウト観測を受けて、ターミナルレート(利上げの最終到達点)への言及に要注目となる。
英国経済は、7-9月期のマイナス成長に続き、10-12月も2四半期連続のマイナス成長となり、リセッション(景気後退)入りしていると言われている。リセッション入りの可能性がある中、国債の売却を開始しており、利上げと国債売却のロードマップが注目されている。
ユーロドルは、10月ユーロ圏鉱工業生産(予想:前月比-1.5%/前年比+3.4%)に要注目か。昨日発表された12月ユーロ圏ZEW景況感指数は-23.6と11月の-38.7から改善していたが、あくまでもアンケートの調査結果であることで、実体経済の指標により、ユーロ圏がリセッションに陥りつつあるのか否か、確認しておきたい。
ウクライナ情勢の激化やロシア産原油の輸入価格の上限設定に対するロシアの報復措置などには、引き続き警戒しておきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0774(6月9日の高値)
・ユーロ円:145.35円(12月13日の高値)
・ポンドドル:1.2444ドル(12月13日の高値)
・ポンド円: 169.28円(12月13日の高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0551(一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:143.06円(一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.2276ドル(一目均衡表・転換線)
・ポンド円:166.66円(一目均衡表・転換線)
(山下)