ロンドン為替見通し=ポンド、英国10月の国内総生産や鉱工業生産などに要注目か
本日のロンドン為替市場のポンドドルは、英国10月の国内総生産、鉱工業生産、製造業生産高などを見極めていくことになる。
英国の経済指標がネガティブサプライズでない限り、15日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)を控えていることで、動きづらい展開が予想される。
また、ユーロドルも15日の欧州中央銀行(ECB)理事会を控えていることで、動きづらい展開が予想される。
10月英国内総生産(GDP)の予想は前月比+0.4%で、9月の-0.1%から改善、10月英鉱工業生産の予想は前月比-0.1%で、9月の+0.2%から悪化、10月英製造業生産高の予想な前月比-0.1%で、9月の±0.0%からの悪化が見込まれている。
予想を大幅に下回るネガティブサプライズではない限り、ポンド相場への影響は限定的だと思われる。
警戒すべき材料としては、先週プーチン露大統領が、米国が核兵器の先制使用を可能としているように、「軍事ドクトリン」を変更して同様の対応を取れるようにすることを示唆したことで、ウクライナでの戦術核の使用の可能性が高まっていることが挙げられる。
また、欧州連合(EU)によるロシア産原油の輸入価格の上限設定(1バレル=60ドル)に対するロシア側の報復措置にも警戒しておきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0595(12月5日の高値)
・ユーロ円:144.85円(11月30日の高値)
・ポンドドル:1.2345ドル(12月5日の高値)
・ポンド円: 169.01円(11月23日の高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0443(一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:142.81円(一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.2123ドル(一目均衡表・転換線)
・ポンド円:166.05円(一目均衡表・転換線)
(山下)
英国の経済指標がネガティブサプライズでない限り、15日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)を控えていることで、動きづらい展開が予想される。
また、ユーロドルも15日の欧州中央銀行(ECB)理事会を控えていることで、動きづらい展開が予想される。
10月英国内総生産(GDP)の予想は前月比+0.4%で、9月の-0.1%から改善、10月英鉱工業生産の予想は前月比-0.1%で、9月の+0.2%から悪化、10月英製造業生産高の予想な前月比-0.1%で、9月の±0.0%からの悪化が見込まれている。
予想を大幅に下回るネガティブサプライズではない限り、ポンド相場への影響は限定的だと思われる。
警戒すべき材料としては、先週プーチン露大統領が、米国が核兵器の先制使用を可能としているように、「軍事ドクトリン」を変更して同様の対応を取れるようにすることを示唆したことで、ウクライナでの戦術核の使用の可能性が高まっていることが挙げられる。
また、欧州連合(EU)によるロシア産原油の輸入価格の上限設定(1バレル=60ドル)に対するロシア側の報復措置にも警戒しておきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0595(12月5日の高値)
・ユーロ円:144.85円(11月30日の高値)
・ポンドドル:1.2345ドル(12月5日の高値)
・ポンド円: 169.01円(11月23日の高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0443(一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:142.81円(一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.2123ドル(一目均衡表・転換線)
・ポンド円:166.05円(一目均衡表・転換線)
(山下)