ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、大幅高

 15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は大幅高。2時時点では137.91円と24時時点(136.77円)と比べて1円14銭程度のドル高水準だった。大きく下落した欧米株式市場を受けて、為替市場ではリスク回避のドル買いが進行。24時過ぎに137円台に乗せたドル円は目立った押しもなく137円半ばまで上昇した。一旦買いが落ち着く場面もあったものの、米株への売り圧力が再度強まるとともに137.92円まで上値を伸ばした。ここからは13日高値137.97円を巡る攻防が注目される。

 ユーロドルは失速。2時時点では1.0637ドルと24時時点(1.0699ドル)と比べて0.0062ドル程度のユーロ安水準だった。ECBのタカ派スタンスを背景としたユーロ買いが一服し、株安を受けたユーロ売りドル買いが優勢となった。24時30分頃には1.0624ドル付近まで下げ足を速めた。ロンドンフィキシング前後で1.06ドル半ばまで反発するも、一巡後は再び上値を切り下げている。

 ほか、リスクに敏感なオセアニア通貨が地合い弱く、豪ドル/ドルは0.6697ドル、NZドル/ドルも0.6339ドルまで日通し安値を更新した。また、英長期金利の低下も重しとなり、ポンドドルが1.2203ドルまで下値を広げている。

 ユーロ円は強含み。2時時点では146.70円と24時時点(146.33円)と比べて37銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの下げにつれて146.20円割れまで下押すも、その後はロンドンフィキシングかけて買い優勢に。一時146.73円と11月10日高値146.75円に迫った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.24円 - 137.92円
ユーロドル:1.0606ドル - 1.0735ドル
ユーロ円:144.31円 - 146.73円


(小針)
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