23日香港株=反落か、米ハイテク株安を嫌気 クリスマス休場前に手じまい売りも

 23日の香港市場は反落か。前日のハンセン指数は続伸し、終値が9日以来ほぼ2週間ぶりの高値だっただけに、いったん利益を確定する売りが出やすい。22日のNY市場でハイテク株が売られた流れが香港市場にも波及しそうだ。クリスマスの休場前に持ち高を手じまう動きも相場を下押しすると予想する。

 中国での新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感も引き続き相場の重荷となるだろう。来客が減った商業施設が営業時間を縮小し、労働者が不足した工場が休業に追い込まれるなどの悪影響が出ている。

 22日の米株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって3日ぶりに反落。半導体株を中心にハイテク株全般で業績下振れ懸念が強まった。米国の新規失業保険申請件数が強い結果となり、利上げ長期化による景気後退(リセッション)懸念が改めて意識された。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のテンセント(00700)とJDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)や電気自動車メーカーのBYD(01211)、中国国有銀行の中国建設銀行(00939)が香港終値を下回って引けた。
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