今日の株式見通し-軟調か 米国株はグロース株が弱くリスクオフ色が強まる

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は348ドル安の33027ドルで取引を終えた。マイクロン・テクノロジーの決算が失望となり、半導体関連が軒並み大幅安。車種の値下げを発表したテスラも9%近い下落とグロース株が弱く、リスクオフの様相が強まった。ただ、一時800ドル超下げたところからは値を戻した。ドル円は足元132円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて330円安の26110円、ドル建てが300円安の26140円で取引を終えた。

 今の日本株は日銀の政策修正を受けてセンチメントがかなり悪化しており、弱材料に対する反応は大きくなりやすい。米国株が値幅を伴った下げとなったことは、かなりネガティブ。CME225先物からは大幅安スタートが想定され、日経平均は26000円を割り込むような場面もあるかもしれない。きょうに関してはそこまで下げればいったん売りは一巡するとみるが、翌週は市場参加者が一段と少なくなることが見込まれる中、腰の入った押し目買いは期待しづらい。安く始まった後の戻りは限られ、下値を探る動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは25900円-26300円
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