欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、下げ渋り

 23日の欧州外国為替市場でユーロドルは下げ渋り。20時時点では1.0619ドルと17時時点(1.0626ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。ロンドン勢が本格参入すると全般ドル高に振れ、18時過ぎには1.0596ドルまで下押しした。その後は原油高を背景に資源国通貨が対ドルで強含む動きにつれて1.0620ドルを回復した。

 カナダドル(CAD)は対ドルで1.36CAD半ばから1.3594CADまでカナダドル高に振れた。対円では21-22日と頭を抑えられた97.30円台を超えて、97.52円まで上げ足を速めた。時間外のNY原油先物は2%超高まで上げ幅を広げている。

 ユーロ円は底堅い。20時時点では140.81円と17時時点(140.81円)とほぼ同水準だった。ユーロドルが1.06ドル割れまで上値を切り下げた局面では、140.54円付近までユーロ安に傾いた。その後はユーロドルの下げ渋りや、カナダドル円の強含みに支えられて140.80円台を回復。底堅い欧州株を眺めながら140.86円まで日通し高値を更新している。

 ドル円は方向感でず。20時時点では132.61円と17時時点(132.52円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。17時台に132.75円まで急ピッチで上げるも、東京午前につけた132.81円が抵抗水準として働いた。その後は132.60円台を中心に上下。3.70%台まで上昇した米10年債利回りへの反応は鈍かった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.16円 - 132.81円
ユーロドル:1.0587ドル - 1.0631ドル
ユーロ円:140.07円 - 140.86円


(小針)
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