ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、強含み

 27日のニューヨーク外国為替市場でドル円は強含み。24時時点では133.46円と22時時点(133.27円)と比べて19銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが3.83%台まで上昇したことなどを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。23時30分前に一時133.60円と日通し高値を更新した。
 この日発表の11月米卸売在庫が前月比1.0%上昇と予想の0.4%上昇を上回り、10月米ケース・シラー住宅価格指数が前年比8.6%上昇と予想の8.0%上昇より強い内容となったことも相場を下支えした。

 ユーロドルは頭が重い。24時時点では1.0625ドルと22時時点(1.0634ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うドル買いが優勢になると、一時1.0612ドルと日通し安値を付けた。ただ、前日の安値1.0604ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では141.81円と22時時点(141.73円)と比べて8銭程度のユーロ高水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.64円 - 133.60円
ユーロドル:1.0612ドル - 1.0669ドル
ユーロ円:141.14円 - 142.27円

(中村)
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