ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では133.04円と22時時点(133.64円)と比べて60銭程度のドル安水準だった。米長期金利が再び低下したことなどを手掛かりに円買い・ドル売りが先行。米国株相場の上昇を背景にリスク・オンのドル売りも出て、アジア時間の安値133.47円や前日の安値133.38円を下抜けると一時132.91円まで値を下げた。
 なお、22時30分発表の前週分の米新規失業保険申請件数は22.5万件と市場予想通りの結果となった。

 ユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.0644ドルと22時時点(1.0652ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると、一時1.0670ドルと日通し高値を更新した。米国株高でリスク・オンのドル売りも出た。
 ただ、ユーロ豪ドルやユーロNZドルなどユーロクロスの下落につれた売りが出ると上げ幅を縮めた。

 ユーロ円はさえない。24時時点では141.62円と22時時点(142.37円)と比べて75銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落につれた売りが優勢になると一時141.58円と日通し安値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.91円 - 134.47円
ユーロドル:1.0610ドル - 1.0670ドル
ユーロ円:141.58円 - 142.72円

(中村)
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