ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ポンド、不安定

 30日のニューヨーク外国為替市場でポンドは不安定に上下。「月末・四半期末・年末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだポンド買いが期待される」との見方で、23時30分過ぎに日通し高値1.2108ドルをつけたものの失速。フィキシング目前には1.2016ドル前後と、22時30分過ぎにつけた日通し安値1.2010ドルに近づく安値圏へ押し戻された。年末で手控え感もあるなか、思惑やフロー主体で振れる状態だった。

 ドル円は下げ渋り。2時時点では131.81円と24時時点(131.78円)と比べ3銭程度のドル高水準だった。対ポンドで強まったドル売りが一服。ドル円は一時132.33円前後まで戻したものの、反発力は限られた。

 ユーロドルはもみ合い。2時時点では1.0696ドルと24時時点(1.0688ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。対ポンドでのドル売りが落ち着いたこともあり、ユーロドルは1.0660ドル付近までユーロ安・ドル高推移となったものの、下落が大きく進む展開にはならず。1.0703ドルまでじり高となった。

 ユーロ円は限定的な上下。2時時点では141.00円と24時時点(140.87円)と比べ13銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の戻りに連動して141.24円前後まで反発する場面もあったが、ユーロドルの下落に引っ張られる面もあり、限られたレンジで振幅した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.51円 - 133.10円
ユーロドル:1.0639ドル - 1.0703ドル
ユーロ円:140.36円 - 141.95円

(関口)
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