ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ポンドドル、一転上昇

 30日のニューヨーク外国為替市場でポンドドルは一転上昇した。22時30分過ぎに一時1.2010ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。市場では「月末・四半期末・年末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだポンド買いが期待される」との声が聞かれたほか、「昨年末のロンドン・フィキシングにかけてはドル売り意欲が強かったこともあって、思惑的なドル売りが出やすい」との指摘があった。23時30分過ぎには一時1.2108ドルと日通し高値を付けた。

 ドル円は小安い。24時時点では131.78円と22時時点(131.84円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。対ポンド中心にドル安が進んだ流れに沿って、23時30分過ぎに一時131.51円と日通し安値を付けたものの、21日の安値131.50円が目先サポートとして働くと下げ渋った。

 ユーロドルは強含み。24時時点では1.0688ドルと22時時点(1.0672ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。全般ドル安が進む中、23時30分過ぎに1.0701ドルと15日以来約2週間ぶりの高値を付けた。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では140.87円と22時時点(140.72円)と比べて15銭程度のユーロ高水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.55円 - 133.10円
ユーロドル:1.0639ドル - 1.0701ドル
ユーロ円:140.36円 - 141.95円

(中村)
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