欧州外国為替市場概況・20時 ポンドドル、戻り鈍い

 14日の欧州外国為替市場でポンドドルは戻りが鈍い。トラス英首相が日本時間22時から記者会見を行い、英経済について発表を行うことが分かると、経済戦略の一部撤回に対する期待感からポンドが反発。「クワーテング英財務相が更迭される」との一部報道も支えとなり、一時1.1310ドル付近まで買い戻された。もっとも、不透明感も多い中で一巡後は戻り売りが優勢となり安値圏まで押し戻されている。

 ユーロドルはさえない。20時時点では0.9734ドルと17時時点(0.9767ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ安水準だった。全般ドル高の流れが根強く、一時0.9719ドルと本日安値を付けた。

 ドル円は底堅い。20時時点では147.67円と17時時点(147.48円)と比べて19銭程度のドル高水準だった。ドル高が進んだ流れに沿って昨日高値の147.67円を上抜けて147.78円と1990年8月以来の高値を付けた。

 ユーロ円は20時時点では143.75円と17時時点(144.05円)と比べて30銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの戻りが鈍いことにつれて143円台後半で上値が重い。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:147.06円 - 147.78円
ユーロドル:0.9719ドル - 0.9808ドル
ユーロ円:143.59円 - 144.42円

(越後)
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