ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。24時時点では131.00円と22時時点(130.81円)と比べて19銭程度のドル高水準だった。前日までに円高が進んだ反動でポジション調整目的の円売りが出やすかったうえ、欧米株価の上昇でクロス円中心に円安が進んだ流れに沿って131.42円付近まで値を上げた。
 ポンド円は一時158.26円、豪ドル円は90.17円、NZドル円は83.02円、カナダドル円は97.11円、スイスフラン円は141.40円まで値を上げた。

 ユーロドルは強含み。24時時点では1.0624ドルと22時時点(1.0607ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。欧州株相場の大幅上昇を背景にリスク・オンのドル売りが出ると一時1.0628ドル付近まで値を上げた。
 なお、24時発表の12月米ISM製造業景気指数は48.4と予想の48.5を若干下回ったものの、同時に発表された11月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数が1045.8万件と予想の1005.0万件を上回ったことで、ユーロ売り・ドル買いで反応する場面もあった。

 ユーロ円は堅調。24時時点では139.16円と22時時点(138.76円)と比べて40銭程度のユーロ高水準。全般円売りが進んだ流れに沿って、一時139.32円と日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:129.93円 - 131.45円
ユーロドル:1.0541ドル - 1.0635ドル
ユーロ円:137.88円 - 139.32円


(中村)
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