欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、弱含み

 9日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。22時時点では132.27円と20時時点(132.61円)と比べて34銭程度のドル安水準だった。アジア市場で131.31円まで売られた反動でロンドン序盤では132.66円まで買い戻されたものの、米10年債利回りが上昇幅を縮小したこともあり、NY勢の本格参入前に一時132.13円前後まで上値を切り下げた。来週の日銀金融政策決定会合への警戒感なども重しとなったようだ。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.0689ドルと20時時点(1.0669ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ高水準だった。欧州中央銀行(ECB)経済報告で第1四半期の賃金上昇に警戒感が示されたことも下値の支えとなったもよう。

 ユーロ円は22時時点では141.39円と20時時点(141.48円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落に連れ安となり、一時141.26円前後まで弱含んだ。

 ドル/加ドルは1.3368CADまで加ドル高に推移した。時間外のNY原油先物の大幅上昇を受けて、産油国通貨でもある加ドルに買いが入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.31円 - 132.66円
ユーロドル:1.0634ドル - 1.0700ドル
ユーロ円:140.17円 - 141.57円


(山下)
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