欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 10日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では132.38円と20時時点(131.97円)と比べて41銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが3.57%付近まで上昇したことを眺め、132.45円までドル高が進行した。なおこの後、リクスバンク主催のイベントにパウエルFRB議長が参加する予定。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0719ドルと20時時点(1.0736ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇を背景に1.0716ドルまでユーロ売りドル買い戻しが進んだ。シュナーベルECB専務理事が「金利はさらに大きく着実に上昇する必要がある」と述べたものの、ユーロへの影響は見られなかった。
 
 ユーロ円は22時時点では141.90円と20時時点(141.69円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れ高となり、141.96円まで日通し高値を更新した。

 なお豪ドルは上値重く、対ドルでは0.6860ドル、対円でも90.79円まで売られた。中国政府による韓国や日本からの渡航制限措置が嫌気されたとの見方もあったようだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.39円 - 132.45円
ユーロドル:1.0716ドル - 1.0752ドル
ユーロ円:141.10円 - 141.96円

(山下)
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